まさに要塞!在イスタンブール米国総領事館 〜ひとりごと第117回〜
以前から米国大使館又は領事館へ行かなければいけない用事があったもののずっと後回しにしていたのです。しかしパリ旅行(ひとりごと第115回・第116回)の飛行機がイスタンブール発だったので、これを機会にイスタンブールに立ち寄り在イスタンブール米国総領事館に行くというダメでもともとの超過密スケジュールを決行。
以前は新市街の中心タクシム広場近くにあったものが、2003年に人里離れた場所に移転したというのは知っていたけれど今回訪問して唖然としてしまいました。題名のごとくまさに要塞!
場所はIstiniye(イスティニイェ)と呼ばれる地区でボスポラス海峡の北、黒海近くのSariyeri(サルイェリ)という地域の一角。市内からは眺めの美しいボスポラス海峡沿いにある細い道をバスでクネクネと走り続けボスポラス海峡の終わりに近いところあたりで今度は内陸に入っていくのです。
そもそもIstiniyeという地名を初めて聞いた私にとっては未知の場所。運転手さんに「米国総領事館に行くから着いたら教えてね!」と告げておいたものの果たして無事に到着するのかと少し不安だったのです。
しかしIstiniyeという道路標示を見てしばらく行くと遠くの方に見える小高い丘の上に超巨大な建物を発見。まわりの風景に全く馴染むことなく(?)堂々とそびえ立つひとつの建物。 ・・・・・あれに間違いない!!(写真はHopkinsーfs.comより)
運転手さんに「ここだよ!」と言われた所は丘のふもと。ふと見るともうそこには丘に向って高く頑丈な壁がそびえ立っているのです。やむなく建物に向って細い坂道を登るとようやく建物に到着。早朝にもかかわらず長蛇の列にちょっと驚き。
建物自体も高い壁に覆われていてその手前で身分証明証を見せてセキュリティーチェック。コートを脱いで携帯電話とデジカメを受付に預けるというもの。それが終わると中に入るのですが、一旦外に出る仕組みとなっていて中庭を通りエレベーターのある建物に続きます。
エレベーターを降りるとちょっとした空中渡り廊下のようなものがあり、そこを通ってようやく建物に入れる、つまり建物自体が3重構造になっているという厳重なもの。
数千万ドルをかけて建てられたというこの建物の壁はもちろん車両突入、爆発、地震に耐えるものが用いられているとのこと。確かにちょっとやそっとじゃ壊れそうにありません。
この建物が建てられた約半年後にイスタンブールの英国総領事館で爆発事件が起き多くの死傷者が出た事件は記憶に新しいものです。トルコ政府の発表によると犯人達は本来、米国総領事館を標的にしたかったとのこと。しかしこれほどの厳重なセキュリティや環境から当初の計画を断念するに至ったと言う言葉に納得するものがありました。あらためて米国の大きさを実感したひとときでした。
ちなみに在イスタンブール日本総領事館は高級地区4.LeventにあるTekfenビルの10階にある1室を利用したもの。米国総領事館に比べるとあまりのこじんまりさと小ささに思わず笑みが、、、。でも利用者とするとこれくらいの方が気楽です。
(2007年2月16日)
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