ピアノはピアノらしく♪ 〜ひとりごと第107回〜
私は小学校の時にピアノを習っていたため、日本の実家にはピアノがあります。でもピアノをやめてからというもの、ピアノはすっかり家具の一部となってしまって、今から考えると高いお金を出して買ってくれた親に申し訳がないことをしたなぁ、と反省してしています。
そんな中、娘が生まれてからというもの、ピアノはすっかり彼女の玩具と化してしまったのです。自分の気の向くままに鍵盤を叩き、手だけでは物足らず、足や額まで使ってピアノと戯れていたものでした。もちろん音とは関係なしに歌を唄い楽しんだりもしていました。
アンタルヤに来てからはしばらくピアノがなかったのですが、去年、偶然にも中古のヤマハ電子ピアノ・クラビノーバを200リラ(約1万6千円)で売っても良いという人がいたために、すぐに買ってしまいました。
その後ももちろん娘の玩具となったわけですが、電子ピアノは普通のピアノと違ってボタンを押すとサンバやルンバ、ワルツにジャズといったいろんな音が出て来るために、楽器としてではなく、そのリズムに合わせてダンスをするというのが彼女のお気に入りになってしまったのです。
私は楽譜がある程度読めるので、娘に基本を教えてあげようとしても楽譜を覚えるのは嫌なようで、ピアノを習いたいとかそういう気持ちは全くなかったのです。しかし、夏になって日本帰国時にピアノで遊ぶうちに、初めてピアノを習いたい!と言い出したのでした。でも9月に小学校入学を控えていたため、学校生活のリズムを掴み、その後、どうしてもピアノを習いたいというのなら、考えましょう、ということで一旦諦めさせました。
それからというもの、童謡のようなものを歌っては「この曲弾いて〜!」と私におねだりするようになり、見よう見真似で同じように弾く努力をし始めたのです。もちろん楽譜は無視。見たまま弾くっていう感じです。
学校が始まり、宿題もなく、帰宅後は暇を持て余していた娘のピアノに対する意志は固く、毎日のようにお願いされる日が続きました。バレエの教室でピアノも教えているので先生と娘と3人で相談し、とりあえず1ヶ月間、ちゃんと課題を家で練習できるのなら続けさせます、ということでお試し期間としてピアノを習いはじめることになりました。ちなみに先生はとって〜〜も厳しいロシア系ジョージア人。
それから1ヶ月半、実はみるみる上達しています。この短い期間で両手でシャープやフラット付きの音楽を弾いています。(写真は先週の課題曲。)やっぱり子供はすごい、、、。でも家で課題が上手に弾けないと、バ〜ン!と鍵盤を叩きつけ、自分自身に怒ったり叫んだり泣いたりするので、「そんなんだったら、やめたら?」と私が言うと「絶対にやめない!」という始末。こんな調子でこのあとどうなるのかはわかりませんが、我が家のピアノもようやくピアノとしての目的を果たせる日が来たようです。でも1年習い続けられれば充分かな。
実は日本で簡単な楽譜を買っておいたので、私も何年(何十年)ぶりに楽譜を見ながら両手で弾くようになったのです。これが案外楽しかったりして、娘が学校に行っている間にピアノの音を小さくしてコッソリ練習しています(笑)。親の面目をかけて追い越されないようにしないといけませんからね。
(2006年11月21日)
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