共和国の日の祭典と「オヌンジュ ユル マルシュ」 〜ひとりごと第105回〜
10月29日はトルコ人にとって特別な日。「共和国の日」つまり建国記念日なのです。トルコ各地でいろいろな祭典が催されるのですが、娘の通う小学校でもこの日を祝うため子供達は学校に集まることとなりました。
この日はトルコ各地で雨が降る中、ここアンタルヤは暑いくらいの晴天。10月29日を祝うのには最高の天候となりました。
子供達は普段より1時間遅く迎えに来た送迎バスで登校し、親達は式典が始まる10時をメドに各自で学校に集まるという予定だったのですが、ひとりごと第96回で紹介した始業式の件もあり45分ほど遅れて主人とともに学校に向いました。
私たちが到着した頃にはもう既に始まっていたのですが、内容的には始業式とほぼ同じ感じ。国歌斉唱のほか、代表の生徒が詩を読んだり、もちろん校長先生のお話があったりというもので、違うところと言えば、10月29日にちなんだアタチュルクと共和国建国の話を朗読したくらいでした。(左の写真はちょっぴりつまらなそうな(?)子供達)
その後、子供達にトルコ国旗が配布され、代表のクラスが前に出て、校歌を斉唱。引き続きこの式の最後を飾る歌「オヌンジュ ユル マルシュ(Onuncu Yil Marsi)=10年目のマーチ」のメロディーが流れ始めました。
この「オヌンジュ ユル マルシュ」は共和国建国10周年を記念して作られた曲で10月29日のテーマ曲のようになっているものです。原曲はどちらかと言うとゆったりとしたものなのですが、数年前に歌手のケナン ドウル(Kenan Dogulu)がアップテンポにアレンジしたのが人気を呼び、こちらの方が定着してしまったのです。聴いているだけで元気になるような、そんなメロディーのため、今や原曲が忘れ去られてしまっているくらいです。ちなみに「50年目のマーチ」、「75年目のマーチ」もありますが、余り知られていないようです。
もちろん最後はアップテンポの「オヌンジュ ユル マルシュ」。イントロが鳴り出しただけで、もう親の一部はダンスを始めています(笑)。もちろん手拍子も!
そして歌が始まると先生達が旗を振り始め、子供達もなんだか楽しくなって一緒に旗を振ってみんな大喜び。そしてどこからともなく、子供達も前に出ているクラスのところに走り始め一緒になってリズムに乗って盛り上がっています。結構長い曲なので十分に楽しめたかと思いきや、音楽が終わると、アンコールの声があがり、なぜか又もう一度最初から曲が流れ始め、またみんなで旗をフリフリ、親は腰をフリフリ。見ているだけで笑えちゃいました。(右の写真は歌が終わってみんなでポーズ)
こうして盛り上がった中、式典は終わったのですが、その後レクレーションが準備され、綱引き、スプーン競争(スプーンに卵を乗せてのレース)、大縄跳び、麻袋レースや、バスケット、バレーボール、サッカー、バドミントン、卓球等の試合が大人と子供が混じって楽しめるプログラムが準備されていました。
残念ながら私たちは用事があり、レクレーションには参加できなかったのですが、知人から聞いたところによるとかなり楽しかったようです。
夕方テレビでニュースを見ていると、各地の式典の映像が流れ、BGMにはアップテンポの「オヌンジュ ユル マルシュ」。各局どこでもこのBGM。この日は何度この曲を聞いたことでしょう。夜、この曲を口ずさんでいる自分に気がついたときには、思わずハッとしてしまいました。
*「オヌンジュ ユル マルシュ」原曲はトルコ文化省サイトのこちらをクリックし、「10.Yil Marsi」を右クリックで保存して聴くことができます。
*ケナン ドウルの「オヌンジュ ユル マルシュ」は残念ながら見つけられませんでしたが、彼の「3.5」というアルバムに入っています。
(2006年10月30日)
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