冬季オリンピック注目のトルコ選手 〜ひとりごと第53回〜
2月10日からイタリア・トリノで冬季オリンピックが開催されています。
トルコは日本に比べると冬季オリンピックへの人々の関心はかなり低いもの。現在トリノでオリンピックが開催されていることすら知らない人多し。その原因のひとつは、トルコにはオリンピックで活躍できる人材がほとんどいないからなのです。
そんな中、注目を浴びているのが女子フィギュアスケートのTugba Karademir(トゥバ カラデミル)選手。冬季オリンピック史上初めてSPプログラムからフリー演技へ出場することになったトルコ人選手です。
彼女の成績だけでなく、彼女を支えた家族についても注目が浴びせられています。9年前の1997年、娘がオリンピックに出場できるに値する実力があると確信したトゥバの両親は、全てを投げ捨てフィギュアスケートを最善の環境で学ばせるためにカナダに移民することを決意。そしてカナダでゼロからのスタートをすることになったのです。
トゥバは現在、毎朝6時30分からお昼まで練習をし、その後90km離れた大学に通っています。
トゥバのスケートにかかる費用は1年間に最低6万ドル。この9年間、両親ともに現在もカナダで働いているにもかかわらずそれまでの貯蓄をすべて娘のために費やすこととなったのです。もちろん衣装は母親の手作りです。
夢だったオリンピックに出場できたものの両親はトリノへ行く費用もなくカナダから娘の晴れ舞台を鑑賞しています。
家族の愛に包まれながら、オリンピックに出場し、トルコ人全ての人に希望を与えたトゥバ選手。これからも世界の舞台で活躍してほしいものです。
(2006年2月23日)
追記:最終結果21位
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