トルコの市場で季節を感じる 〜ひとりごと第22回〜
最近パザール(市場)に行くと、野菜や果物の種類が賑やかになり始めたのを感じます。日本では年中野菜が揃っているので、あまり季節感を感じなくなりがちですが、トルコでは季節を目と口で感じることができるのです。特にアンタルヤは野菜と果物の宝庫。トルコでも真っ先に季節を感じられます。
(左の写真はアンタルヤの市場にて。左からアプリコット、エリク、さくらんぼ2種)
冬の間は、野菜の種類が比較的乏しく、通年出回っているトマトや玉ねぎ、じゃがいもなどの他、ほうれん草、キャベツ(これがまた大きい!!大人の頭2〜3個分はありそう、、、)等が主流。果物と言えばオレンジやみかん、リンゴ、バナナ程度。どれもとってもおいしいけれどなんだかつまらない。
3月後半になると春の訪れを告げるチャーラ(Cagla)が市場に並び始めます。チャーラとは若いアーモンドのことで、熟す前の緑色の状態のもの。中のアーモンドはまだ米粒くらいの大きさのため、知らなければこのチャーラがのちのアーモンドだとはわかりにくいものなのです。(私も聞くまでは全く知りませんでした。)トルコの人はこのチャーラを塩をつけておやつ替わりに食します。
そして4月には明るい緑色をしたエリク(欧州スモモ)もチャーラ同様、好みで塩を付けてカリコリと音を立てながら食べます。
野菜では、鞘に入ったグリーンピースの登場です。1kg約80円の安さ。私は大量に購入し、自宅で中身を取り出し、軽く茹でて冷凍にしてシーズン後のために備えておきました。
グリーンピース以外にもサヤエンドウやファスリイェ(鞘つきインゲン豆)も並び始め、緑色が市場を占めるようになってくるのです。
4月後半にかけてビワが登場します。日本のビワに比べると小さめです。アンタルヤでは至る所でオレンジとビワの木が見かけられるため、我が家の近所にも沢山のビワが鈴なりになっていました。
5月半ばになるとアプリコットやさくらんぼが彩りを加えます。さくらんぼは6月に最盛期を迎えるため値段も下がり、1kg80円〜200円程度で購入できます。家では、さくらんぼが山盛りになったボウルを抱えながら食べるという、日本ではなかなかできない贅沢感を味わわせてもらっています。
又、甘い甘〜い桑の実も登場します。見た目はラズペリーを細長く白っぽくしたようなもので一見熟していないようにも見えますが、実は蜜のように甘く、初めて食べたときにはびっくりしたほどです。これも実は近所に沢山実っています。(写真左は桑の実)
そしてもちろんスイカの季節。1個10kg以上のスイカが所狭しと山積みです。今はまだ少し高めで1kg45円くらいですが(それでも安い!)、一番安くておいしくなるのは7〜8月で1kg10〜20円。水より安いくらいです。ちなみに日本ではスイカに塩をかけて食べることがありますが、トルコ人はスイカと白チーズを一緒に食べたりします。
このように、春から夏にかけて色とりどりに並ぶ野菜や果物を見ながらトルコの大地に感謝!感謝!です。
(2005年6月7日)
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