12月25日 「クリスマス」 (Noel)
トルコ国民のほとんどがイスラム教徒でありながら、近年クリスマスを祝う習慣が広まっています。日本同様、トルコでは宗教に固執しないところがクリスマスを受け入れる要因となっているようです。
12月に入ると店頭にクリスマスツリーやデコレーションの販売が始まり、大都市を中心に大きなショッピングセンターや店頭が華やかに飾られ始めます。ただし、トルコ人にとってクリスマスは「何か楽しいお祭りのひとつ」という程度の認識のため、クリスマスと新年を混同している人達も少なくありません。
トルコ各地にある教会では。12月24日の夜及び25日の朝に礼拝が行われ、クリスマスを祝います。トルコに在住するキリスト教徒達はこれらの礼拝に参列し厳かにクリスマスを過ごします。
クリスマスになくてはならない存在のひとつであるサンタクロース。トルコ語で「Noel Baba(ノエル ババ)」として子供から大人まで広く親しまれているサンタクロースのモデルとなった聖ニコラスは、トルコの地中海の街パタラ(Patara)で生まれ、デムレで過ごしました。デムレに建つ聖ニコラス教会には世界各地から多くのキリスト教徒達が参拝に訪れます。特に毎年12月にデムレで行われる「インターナショナル サンタクロース シンポジウム」は、トルコだけでなく世界のキリスト教徒にとって重要フェスティバルのひとつ考えられています。アンタルヤ周辺において聖ニコラスに関わるイベントはこの他にもいくつか開催されますが、トルコ全土においては、日本で行われているようなクリスマスイベントと称する催しはほとんど存在しないというのが現状です。
クリスマスには、クリスマスディナーやクリスマスプレゼントでお祝いするべきところですが、トルコにおいてはクリスマスやクリスマスイブに特別な食事を用意したり、プレゼントを贈るという習慣はありません。トルコ人にとっては単に街や家をデコレーションするというのがクリスマスの催しとなっているようです。
ただしサンタクロースの人気は高く、子供達にプレゼントを贈るという習慣が少しずつ導入され始めています。とは言え、昔からトルコにおいて新年にプレゼントを贈る習慣があるため新年に向けサンタクロースが子供達にプレゼントを配るというようことが慣例化しつつあり、クリスマス当日ではなく大晦日にサンタクロースがプレゼントを贈ると考えられている場合がほとんどです。
カテゴリー: 生活習慣 − 暦(記念日等) − 12月25日
|