ボザ
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雑穀(ブルグルと呼ばれる穀物、粟や大麦など)を発酵させたものから作られる不思議な飲料ボザはシナモンやヒヨコマメの粉で飾られる黄みがかった濃度の濃い飲物です。甘いような酸っぱいような何とも表現しにくい味のするボザは冷たい飲料ですが冬の代表的な飲物とされています。ボザは単独で飲むものであり、決して食事時に飲まれる飲料ではありません。
ボザジと呼ばれるボザを売り歩く人が寒い冬の夜、「ボ〜〜〜〜ザ〜〜〜〜」と独特の声を張り上げ、木の樽を肩から下げて昔ながらの商法で街を練り歩きます。ボザだけを売るボザ店というのものや小袋入りのインスタントボザもスーパーで販売されているのでボザジを待たずして手軽にボザを楽しむこともできます。
ボザの歴史は古く、8000〜9000年前からあったものと考えられています。トルコにおいては紀元前401年に東トルコでボザが作られたことが記録されています。ボザはオスマントルコ帝国時代の最初の取引商品だったとも言われています。
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16世紀までにボザはどこでも飲める飲料となりましたがタタール人達がボザにアルコールを含ませるようになったため17世紀にはアルコール飲料禁止令の中にボザが含まれてしまいボザ販売が禁止されてしましました。ボザは発酵飲料であるため微量のアルコールが含まれていると考えられますが、実際にこのボザを飲んでも通常は酔っ払ってしまうようなことはないといわれています。
19世紀になるとオスマントルコ帝国の宮殿では甘いノンアルコールのボザが好まれるようになりました。そして1876年イスタンブールのヴェファという地区にボザ専門店(ヴェファ ボザジュ)が開店し、宮殿で好まれた味を再現するボザが生まれ現在トルコで飲まれているボザの原型となりました。ヴェファ ボザジュは現在でも昔ながらの味をそのまま販売するボザの老舗として今でもイスタンブールっ子の人気のお店です。(Vefaの公式サイトはこちら。)
ボザはトゥルキック民族が住む土地(キルギス、クリミアトゥルクメニスタン他の国々)で今でも作られています。穀物の種類こそ異なることがあるものの製造法は昔からの伝統を引き継いでいます。
学者によるとボザは大変栄養のある健康食です。1リットルのボザは2000キロカロリー以上でビタミン1A、B、Eなどを含みます。
| 材料
ブルグル(小麦粉を茹でて半ゆでにし、砕いて乾燥させたもの)3カップ、水、砂糖3カップ、生イースト1/2カップ
作り方
ブルグルを一晩水に浸した後、たっぷりのお湯と共に弱火で約2時間茹でます。水を切り、砂糖と生イーストを加えて(好みでヨーグルトも加えられます)掻き混ぜ、室温で約3日間発酵させます。泡が出てきて発酵が完了したらボザの出来上がりです。冷蔵庫で冷やして飲みます。グラスに注いだら、好みでシナモンやバニラエッセンスを少量振り掛けます。 |

《ブルグル》
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