チューリップ
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多くの人はチューリップがオランダ原産と思っているようですが、実はチューリップは中央アジアとトルコが原産です。その証拠にチューリップ学名であるチューリパ語源はトルコ語のトゥルバン(ターバンの意味)で、これはチューリップの花の形が頭に巻くターバンの形に似ていたからといわれています。ペルシャの伝説によるとチューリップは恋人が流した血のしずくから花が咲いたものと伝えられているためチューリップは愛の象徴なのです。
16世紀に神聖ローマ帝国の大使がトルコからウィーンにチューリップの球根をたくさん持ち帰りました。彼はそれをどうすればよいかわからないまま一部は植物学者に与え、一部は庭に蒔き、少し成長したときには近所の食料品店主どっさりとプレゼントしたのです。しかし球根をもらってもどうしてよいのかわからない店主は球根をフライにしてオリーブオイルと酢をかけて食べてしまったといいます。植物学者の方は、興味深くこの種を育てると共に、オランダの友人にも分け与え栽培させました。
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その後ベネチア商人によってトルコから持ち帰られたチューリップは富豪達の間で買い始められるようになり、17世紀の始め頃にはフランスで人気が高まり、女性達がファッションの一部として身に付けるようになりました。そして、チューリップの名前がヨーロッパ中に伝わり、チューリップの価値が上昇することとなったのです。これに目をつけたオランダ人達はすでにオランダで栽培に成功しているともあり、競って自分の土地をチューリップ栽培に転化し、オランダ中の至るところでチューリップ栽培が行われました。
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チューリップの熱狂的人気はしばらく続き、チューリップビジネスが盛んとなり、証券取引のもとを作ったと言われるのもこのチューリップの流通をシステム化するためのものだったと言います。今でもオランダの広大な敷地においてチューリップ栽培が行われ、ヨーロッパや世界のチューリップ業界の中心となっています。
トルコにおいては、1718〜1730年がチューリップ時代と呼ばれています。公式的にも1、300種以上のチューリップが存在していたといいます。この頃は、戦争もなく平和で楽しい日々が続いており、芸術や日常生活でチューリップが注目されていました。モスクのモザイクや、刺繍や洋服、カーペットやミニアチュールのデザインとしてチューリップが使用されました。今ではトルコの国の花としてチューリップはトルコ人にとって特別な花とされています。
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